失敗しないウォーターサーバーの選び方とは?
水は私達人間が生きていくにあたって、必要不可欠なもの。生活の根幹を成すものの一つですよね。
より安全で美味しい水を提供してくれるウォーターサーバーを設置することは、私達の暮らしをより上質なものに変えてくれることにつながると言えるでしょう。
しかし、そんなウォーターサーバーも、しっかりと自分に合ったものを設置しなければ、「ちょっとイメージしていたのと違うな…」と違和感を感じ、満足行く結果を得られずに終わってしまう場合もあります。
今回は、ウォーターサーバーを設置するにあたって、失敗しないための知識をご紹介していきたいと思います。
どんなウォーターサーバーが必要なのかを明確にしよう
ウォーターサーバーを選ぶにあたって最も重要なことは、そもそも自分は何故ウォーターサーバーを設置したいのか?その目的をはっきりさせることです。
一口にウォーターサーバーの設置と言っても、人によってその目的は様々です。
例えば
・より美味しい水を味わいたい
・小さい子供がいるので、水道水よりも安全な水を飲ませてあげたい
・台所や給湯室まで移動するのが面倒臭い
などなど、様々な理由があります。
そして、ウォーターサーバーの形式も多種多様ですので、自分が何故ウォーターサーバーを設置するのか?その理由がハッキリしていなければ、どんなウォーターサーバーを選べば良いのか混乱してしまうことになってしまいます。
ウォーターサーバーを設置する際は、始めに
・何故ウォーターサーバーを設置するのか?
・どこにウォーターサーバーを設置するのか?
などなど、理想のウォーターサーバー像を明確にしてから選ぶことが大切です。
水のタイプで選ぶ
次は、ウォーターサーバーの仕様の違いについてご紹介していきたいと思います。
ウォーターサーバーにはどんな種類があるのか?その違いについての知識があれば、先に設定した自分の理想のウォーターサーバー像と照らし合わせることで、スムーズにウォーターサーバーを選ぶことが出来ます。
まずはウォーターサーバーに使用されている水の違いからご紹介していきたいと思います。
1:天然水を使用したウォーターサーバー
まずご紹介するのが、天然水を使用するタイプのウォーターサーバーです。
こちらはその名の通り、特定の水源から採取された水を使用するタイプです。
天然水には天然のミネラル成分が含まれておりますので、水道水よりも美味しく、さらにミネラル分も補給することが出来ますので人気があります。
2:RO水を使用したウォーターサーバー
次にご紹介するのは、RO水という水を使用するウォーターサーバーです。
RO水というのは、逆浸透膜という特殊なフィルターによって塩素や重金属類、その他有害物質などを綺麗に取り除いた限りなく純水に近いお水のことです。
ただし、ミネラル分なども逆浸透膜によって除去されてしまうため、後でミネラルを添加した状態で販売されることが多いですね。
純水に近いRO水は安全性が高いため、赤ちゃんや子供にも安心して飲ませることが出来るというのが強味です。
また、普段から健康に気を使っているという方にもおすすめ出来ます。
ウォーターサーバーの形状で選ぶ
ウォーターサーバーは水の違いだけではなく、その形状自体にもタイプがあります。
設置するスペースに合わせて、最適なものを選びましょう。
1:床置タイプのウォーターサーバー
まずご紹介するのは床置タイプのウォーターサーバーです。
こちらはウォーターサーバーとしては一般的な形状で、床に直に置く高さおおよそ130cmほどのタワー型のウォーターサーバーです。
スペースを取ってしまうのが難点ではありますが、後述の卓上タイプのウォーターサーバーに比べて安定性があるため、倒れにくいのがメリットとなります。
2:卓上タイプのウォーターサーバー
次にご紹介するのが卓上タイプのウォーターサーバーです。
こちらは床置タイプに比べて小型なので、テーブルなどの卓上に置くことが出来ます。
スペースを節約出来るだけではなく、台の上などに置くことによって高さを調節し、小さい子供でも使いやすい高さにしたり、水のボトルの取替を楽にしたりと様々な利点があります。
デメリットとしては、小さいがために床に直置きすると、床の埃などが巻き上がることによって給水口が汚れてしまうので不衛生なことと、安定性が床置タイプに比べて低いため、台などの上から落ちてしまう危険性があることです。
小さい卓上タイプと言えど、水のボトルを付けた状態では重さが30kgほどになる場合もありますので、落ちた時の衝撃は強いものとなります。取り扱いには十分注意したいですね。
ボトルのタイプで選ぶ
ウォーターサーバーは基本的に、ウォーターサーバーをレンタルしている企業から水の入ったボトルを購入して取り付けることで使うことになりますが、そのボトルにもタイプがあります。
1:ワンウェイボトル方式
ウォーターサーバーのボトルの形式として代表的なのがこのワンウェイボトル方式です。
こちらは単純に企業からウォーターサーバーに使う水を買って、使い切ったペットボトルはご家庭で処分するという方式です。
ボトルを捨てる手間はかかってしまいますが、後述のリターナブルボトル方式に比べてスペースを取ることがないのがメリットです。
2:リターナブルボトル方式
次にご紹介するのはリターナブルボトル方式です。
こちらは、使い切ったペットボトルは次の水の配達時に業者に回収してもらうというもので、回収されたボトルは工場で洗浄・殺菌されて再利用されます。
メリットは前述のワンウェイボトル方式と違ってゴミを捨てる手間がかからないことと、ボトルの再利用によって地球環境に優しいという点です。
ただし、使い切ったボトルは業者が回収に来るまで保管していなくてはならないので、保管にスペースを取るというのが難点です。
水道直結型のウォーターサーバーもあり!
水の仕様やウォーターサーバーの形状などについてご紹介しましたが、ここでお伝えしておきたいのが新型の水道直結型ウォーターサーバーの存在です。
水道直結型ウォーターサーバーというのは、文字通り水の入ったボトルを取り付けて機能する従来のウォーターサーバーとは違って、水道水を使用するウォーターサーバーです。
水道直結型ウォーターサーバーは工場などで行う水の浄水能力をご家庭で遜色なく行えるレベルまでコンパクトにしたもので、普段の水道水をウォーターサーバーで使う専用の水のように安全で美味しいものにすることが出来ます。
重いボトルの交換の手間もなく、ゴミも当然出ませんし、ボトルの残量を気にする必要もないので高品質な水を気兼ねなく使うことが出来るというのが最大のメリットです。
その他の機能で選ぶ
その他、ウォーターサーバーを選ぶにあたって見逃せない機能についてもご紹介していきます。
1:チャイルドロック機能
ウォーターサーバーは冷水だけではなく、熱い温水を出すことも出来るのが便利なポイントです。
しかし、逆に小さな子供などが誤って温水を出してしまい、火傷してしまうリスクもあります。
そうしたトラブルを未然に防いでくれるのがチャイルドロック機能です。
チャイルドロック機能がついたウォーターサーバーの場合は、ロックを外さないとネッツが出ないようにすることも出来るため安全性が高まります。
小さいお子さんがいる場合はぜひ、チャイルドロック機能がついたウォーターサーバーを選びましょう。(最近のウォーターサーバーには標準装備されている場合も多くなっています。)
2:クリーン機能
ウォーターサーバーの中には、自動でサーバー内を除菌して清潔な状態を保ってくれるクリーン機能が搭載されているものもあります。
いくら綺麗な水を買っても、サーバー自体に雑菌やカビなどが発生してしまったら元も子もありません。
ウォーターサーバーによる恩恵を100%発揮するためにも、このクリーン機能はとても重要と言えますね。
3:省電力モード
ウォーターサーバーは水の料金だけではなく、設置している間の電気代も当然かかってしまい、その費用も無視出来ない要素です。
そんな電気代を節約してくれるのが、ウォーターサーバーの省電力モードです。
部屋が暗くなることによって自動で省電力モードに入ったり、自分で時刻を設定することも出来ますので、あまりウォーターサーバーを使わない時間帯はこの省電力モードを使えば電気代を抑えることが出来ます。
長期間に渡ってウォーターサーバーをレンタルしていくつもりなら、省電力モードの有無は後々大きな差になってくるでしょう。ぜひ省電力モードがついたウォーターサーバーを選んでほしいと思います。
まとめ
ウォーターサーバーの仕様は各社によって細かく違うので、しっかりとした目的や方針がない状態では情報量の多さに「どの会社のウォーターサーバーを使えばいいのか分からない!」と混乱してしまう可能性が高いです。
しっかりとウォーターサーバーを借りる目的を設けた上で、その目的に合った機能のものを選ぶようにしましょう。